スケープゴート

代議士は地元の利害の代弁者である。
地元の代表として国会に出てくる。
だから、地元への利益誘導は彼らに委ねられた、
第一義的な仕事である。
予算を地元へ引っ張ってゆくのが政治家の仕事、
それが民主主義なのである。
鈴木宗男さんもここまでで止めておけば
立派な政治家なのである。何も悪いところはない。
しかし、特定の地元企業とつるんで
入札を左右した、妨害した、となるとそれは犯罪だ。

ＮＧＯ出欠への鈴木さんの圧力問題は
あれよあれよと言う間に
エライところに発展したものだ。
私は個人的にはちょっと気の毒だと思っている。
スケープゴートにされてしまった感がある。

暖かな日が続いている。
気が緩んだのか、会社でも自宅でも
睡魔にふと襲われることが多いこのごろである。

　春眠のさめてさめざる手足かな　　稲畑汀子