ナルの思い出・?
子供の頭は手で撫でる。足で撫でる人はいない。
手も足も同じ人体の一部でありながら
記号論的に手は「聖なる部位」、足は「汚らわしき部位」である。
しかし、動物にとってはそんな記号論は
いかなる意味も持たない。
私は往々にして猫の頭を足で撫でることがある。
猫たちは手で撫でるよりも
寧ろ喜んでいるように思えるほどだ。
ところが、先日逝ったボス猫ナルは全く違った。
そんなことをしようものなら、私の足はズタズタにされたものだ。
ナルは「人間的意味合い」を周知している猫だった。
真に誇り高き「四つ足」だったのだ。
さて、中国武装警官のウィーン条約違反。
これほど露骨な主権侵犯はない。
その映像は既に世界に配信された。
恥を知れ、中国。
自由社会が黙っていると思うのか。
世界中を敵に回したいのか。
この暴挙を我々は絶対に許さないであろう。
わが国政府が毅然として善処を要求するのは至極当然のことだ。
いい加減に済ましてしまうことこそ
大切な日中関係を損なうことだと肝に銘じて頂きたい。
考ふることもまぶしき薄暑となる 細見綾子