日本が負けた。
無念である、ただただ悔しい。
「俄かサッカーファン」の私が悔しいのだから、
選手たちはもっともっと悔しいであろう。
しかし、その悔しさは
強者にして初めて味わえる悔しさであることを知るべきだろう。
予選で敗退していたら、
一次リーグで終っていたなら
それは、決して体験することのない、
悔しさなのである。
その悔しさはいわば強き者の特権なのだ。
サッカー日本代表は、
その悔しさを味わえるまでに成長したということだ。
その悔しさを腹に溜めておくことだ。
再び日本国民に夢を与える時まで。
天馬ともなれぬ木馬らビヤガーデン 天野莫秋子