「何なんだ、これは?」から一年
<さて今、NHKニュースで知ったが
米国の世界貿易センタービルに二機の航空機が衝突した。
何なんだ、これは??????
暫し注目したい。>
昨年のきょうの日記を引用した。
「何なんだ、これは?」から、ちょうど一年、
この自問は今もなお未消化のまま
私の心の中に反響しているような気がする。
そして、翌日の日記。
<現実は虚構をはるかに陵駕していた。
昨夜、二機目の航空機の突入を
テレビ映像で目撃した時
私は悪夢と現実の間を浮遊しているような感覚を覚えた。
米国本土が歴史上初めて攻撃された。
大きなショックである、そして同時に
名状しがたい恐怖を感じる。・・・>
以後、私の日記は憤り一色に塗りつぶされ
報復遂行へと傾斜して行ったのを知ることができる。
「何なんだ、これは?」から一年経過した今日、
私はもう一度昨年の自らの日記を読み返し
己れの心情の流れを追ってみようと思う。
「何なんだ、これは?」から「何をすべきか?」を
真に見出すために・・・。
転んでもいいではないか秋の天 松浦 力