益弘 この一句

俳人 田畑益弘のきょうの「この一句」

田畑益弘きょうの自選句「益弘 この一句」

何のためのNATOなのか?

北大西洋条約機構(NATO)内の亀裂が
深まっているようである。
米英にとっては既定の
「対イラク武力行使」に対する
足並みが揃わないのだ。
イラクからの攻撃を受けかねない
同盟国・トルコを見捨てると言う。
ソ連・東欧圏の崩壊で
その存在意義すら疑わしい現況を
如実に曝け出したと言うべきであろう。
結束を乱しているフランスは
一度、NATOを脱退した経緯のある国である。
元々、この組織の「全会一致原則」を壊すために
存在しているようなものである。
「何のためのNATOなのか?」を
根本的に検討すべき時が訪れた、と
言うべきであろう。

終日、雨。
鬱陶しくて一度も外出しなかった。
一日中、
彼女と電話していたようなものである。

 白梅に醒め紅梅に和みけり  田畑益弘