現代史の大きな転回点である
対イラク問題の最終局面。
それは大きな歴史の転換点をも意味していると言えるだろう。
米英を中心とする同盟国は
イラクの即時無条件全面的な武装解除が
為されない限り、修正決議案の可否に関らず
開戦することを言明している。
果たして安保理は全会一致以外に選択肢がないことを
自覚しているのであろうか?
イラク戦後、無力な国連に代わる
新たな国際機関の創設が待望される筈である。
それは、米英を中心とした同盟国による、
新たな国際秩序となるであろう。
テロリストに対して、テロ支援国家に対して
国連が全く無能であることが
まさに今、証明されつつあるからである。
フランスは拒否権を行使して
米・英・スペインの「新決議」を葬るつもりであろう。
それが、「安保理の死」、
即ち「国連の形骸化無力化」を
意味することも予測できずにである。
安保理はサダム・フセインとともに
心中するつもりなのであろうか?
まさに、現代史の大きな転回点である。
しやぼん玉の壊れて消ゆるほどのこと 田畑益弘