益弘 この一句

俳人 田畑益弘のきょうの「この一句」

田畑益弘きょうの自選句「益弘 この一句」

現代史の大きな転回点である

イラク問題の最終局面。
それは大きな歴史の転換点をも意味していると言えるだろう。

米英を中心とする同盟国は
イラクの即時無条件全面的な武装解除
為されない限り、修正決議案の可否に関らず
開戦することを言明している。
果たして安保理は全会一致以外に選択肢がないことを
自覚しているのであろうか?

イラク戦後、無力な国連に代わる
新たな国際機関の創設が待望される筈である。
それは、米英を中心とした同盟国による、
新たな国際秩序となるであろう。
テロリストに対して、テロ支援国家に対して
国連が全く無能であることが
まさに今、証明されつつあるからである。

フランスは拒否権を行使して
米・英・スペインの「新決議」を葬るつもりであろう。
それが、「安保理の死」、
即ち「国連の形骸化無力化」を
意味することも予測できずにである。

安保理サダム・フセインとともに
心中するつもりなのであろうか?
まさに、現代史の大きな転回点である。


 しやぼん玉の壊れて消ゆるほどのこと  田畑益弘