益弘 この一句

俳人 田畑益弘のきょうの「この一句」

田畑益弘きょうの自選句「益弘 この一句」

大人げないフランスの態度

アメリカの正義のための闘いが迫ってきた。
それは
湾岸戦争
永らく安保理決議を無視してきた、
イラクへの当然の懲罰なのである。
これまで数多くの全会一致の決議が
サダム・フセインによって愚弄されてきた。
アメリカの怒りは
即ち国際社会の怒りである。

拒否権発動を言明したフランスは
自らの言動が
結果としてイラクを利することにしかなっていないことを
未だに理解できないようだ。
メンツに拘泥し、世界の危機の本質を見ようとしない
その頑なな態度は呆れるばかりである。
繰り返すが、拒否権の行使は
安保理の死」「国連の死」を意味する。
フランスは自ら安保理と国連の権威を
貶めようとしているのである。
その大人げない態度は
常任理事国の名に値しないと言うべきである。
ナチスドイツの侵攻に
すぐに媚びへつらった国は
今も独裁者に甘いのであろう。

フランスの責任放棄のために
イラク問題」はいつしかに
安保理の問題」に摩り替えられてしまった。
喜んでいるのはサダム・フセインだけなのである。


 無農薬家庭菜園紋白蝶  田畑益弘