三カ国協議開催の前提と原則

来週に予定されている
米朝中三カ国協議の開催があやしくなって来た。
北鮮がまたぞろ米国の感情を逆撫でするような
談話を発表したからである。
米国が、開催の再検討を表明したのも当然だ。

「北鮮が検証可能な形で
核開発を全面的に放棄、断念すること」

が、今回の協議の大前提である。その前提が崩れれば
協議を開催する意義も必要も無いのである。

「北鮮の悪業にはいかなる報酬も与えない」

これが米国の原則である。
「ゴネ得」は決して許さないということだ。
我々はこの米国の原則を全面的に支持している。

繰り返すが、先述の大前提が満たされない限り
協議開催は当然、中止すべきであろう。
それは、
経済制裁から武力行使という選択肢を
視野に入れるべき局面の到来を意味している。