益弘 この一句

俳人 田畑益弘のきょうの「この一句」

田畑益弘きょうの自選句「益弘 この一句」

極限の卑劣さ

バグダッドでもエルサレムでも自爆テロである。
復興への努力、共存への努力を
一瞬にして打ち砕く愚挙としか言いようがない。
自らの命を捨ててまで遂行されるテロ。
自爆するテロリストの
底知れぬ憎悪と絶望を感じる。
彼らをそこまで追い込んでいるものは何なのか?
私には推し測ることもできない。

バグダッドのテロは国連を標的としたものである。
つまり、
テロリストは世界を、国際社会を敵に回したわけである。
それは米国の主導する「対テロリスト戦争」の
正当性と緊急性を改めて証明したことに他ならない。

テロリストは断固として掃討する以外にない。
テロリストは民主主義国の民衆を、
つまりわれわれを
いわば「人質にとって脅しをかけている」のである。
その極限の卑劣さは殲滅する以外にはないであろう。

さて北鮮。
この下等国家もまた
民衆を人質にとっていることに変わりはない。
ここで言う「人質」とは
拉致被害者とその家族」のみを指すのではない。
「核」によって、
韓国国民と日本国民を「人質」にしているつもりなのである。
そして、北鮮は米国を脅しているのである。
だから、北鮮は米国を脅しているのである。


 百姓が蝗顔して蝗捕る  田畑益弘