益弘 この一句

俳人 田畑益弘のきょうの「この一句」

田畑益弘きょうの自選句「益弘 この一句」

秋爽の一日

一昨日の雨の土曜日以降、
めっきりと涼しくなって秋めいてきた。
今日はよく晴れたが、まさに秋爽の一日。
夕刻には肌寒さを覚えるほど、
俳句では「やや寒」「そぞろ寒」「夜寒」といった風情である。
いつしかに秋の蝉の声も聞けなくなり
蟋蟀などの虫たちが夜長を鳴き競っている。
早いものだ。
2003年も四分の三が終わろうとしている。

さて、小泉第二次改造内閣が発足した。
日本再生を賭けた改革の正念場である。
嘗てない歴史的課題を背負った内閣と言えるだろう。

 虫音せる夢の入口出口かな  田畑益弘