益弘 この一句

俳人 田畑益弘のきょうの「この一句」

田畑益弘きょうの自選句「益弘 この一句」

久々の秋日和

?中国が有人宇宙船を打ち上げ、
地球周回軌道に乗せることに成功した。
祝福は無事帰還を見てから言うべきであろうが
宇宙開発においても
中国が大国の仲間入りを果たした意義は大きい。
独り勝ちの米国を猛追する中国の
様々な分野での成長の速さは目を瞠るものがある。
嘗ては足枷だった膨大な人口が、
今は圧倒的なマンパワーになっているのである。
二十一世紀は中国の世紀なのだろうか?
日本はこれまで通り無人の技術の進歩に
資源を傾注すべきだと考えるが、
ちょっと夢がないな、とも思う。

?さて、道路公団の藤井総裁の件。
恥をかかされた若き国交相石原君と
生き恥を晒し続ける阿呆の戦いである。
政治家対官僚の最終戦争のようでもある。
聴聞が公開と決まり楽しみが一つ増えた感じである。
お二人とも命懸けでがんばりなさい。

良く晴れて久々の秋日和
秋天のすがしさ、秋雲のかろやかさは
格別である。
空を見上げていると、月並みだが
何事かに打ち込むにはまことに良い季節だなと実感する。

 天空の穂絮一つの気ままかな  田畑益弘