益弘 この一句

俳人 田畑益弘のきょうの「この一句」

田畑益弘きょうの自選句「益弘 この一句」

テロリストも嘲笑しているだろう

イラク問題。
最近の「反米メディア」の論調を要約すると次のようになる。

?米国のイラク統治は破綻している。
 イラク統治はイラク国民に任せて、国連主導の復興にすべきだ。
?国際社会はテロに屈してはならない。
 一致団結してテロを根絶させよ。
?イラクの治安は良くないのだから自衛隊は派遣するな。

先ず?について
・国連はイラクどころかアフガンからも逃げ出すようである。
 己れの命のみが可愛いものにイラク復興などできる筈がない。
 国連はテロリストに既に屈服してしまっている。
 米英を中心とした軍事的プレゼンスなしには
 統治も復興も所詮夢想でしかない。

次に?について
・まったくその通りである。同感である。

よって?は
・「自衛隊派遣を含めて日本は積極的に貢献せねばならない。
 それは、この戦争を支持した日本の信義でもある。」
 となる筈なのだが・・・。

???をまとめて読むと、
この国の「反米メディア」の整合性の欠如と手前勝手さに
笑いたくなるほどである。
よく恥ずかしくないものだ、と思う。
この人たちは「多重人格」なのだろうか。
米英軍を中心に世界各国は
イラクの治安維持と復興に命がけで尽力している。
それこそが国際社会がテロに屈服しないという
何よりの意思表示だからである。

「テロに屈服してはならないと思うがそれは建て前、
やっぱりテロは怖いから外国に任せといて自衛隊は出すな。」
・・・これが野党や反米メディアの本音であろう。
国際社会とともにテロリスト達も
さぞかし嘲笑していることであろうと思う。

 勝ちラガー裂けし唇にて笑ふ  田畑益弘