益弘 この一句

俳人 田畑益弘のきょうの「この一句」

田畑益弘きょうの自選句「益弘 この一句」

テロリストと日本野党

テロリストは言う
自衛隊が一歩でもイラクに足を踏み入れた時
東京をテロ攻撃する、と。
菅直人は言う
自衛隊イラク派遣を撤回せよ。
非戦闘地域などないではないか、と。

日本に対して、日本国民に対して
この二者はほとんど同じ事を言っていることに
お気づきの方も多かろう。
菅直人の言い分はテロリストの脅しそのものである。

このところ
「中東でテロが起こると日本の野党が喜ぶ」と言われている。
日本の野党勢力は心情的に「反米テロリスト」に等しいということである。
更に言うならば
テロリストは日本の野党に格好の政府攻撃材料を与え
日本野党と反米メディアを利用して
日本政府そして日米関係を揺さぶっていると言うことである。

特別国会のイラク問題に関する議論を聴いていて
私は言いようのない情けなさと可笑しさを感じざるを得なかった。
これが、わが国の
二大政党制を標榜する野党第一党の党首の言論なのか?と。

テロリストの脅しを無意識裡に代弁させられている
愚かで卑しい売国奴の姿がまさにそこにあったのである。


 人参を微塵にすれば食ぶるひと  田畑益弘