益弘 この一句

俳人 田畑益弘のきょうの「この一句」

田畑益弘きょうの自選句「益弘 この一句」

六カ国協議のこと

イラクへの自衛隊派遣の問題に関しては言い尽くしたので
野党と反米メディアの出方を見てみようと思う。
きょうは北鮮を巡る六カ国協議のこと。

年内に第二回目が開催されるのかどうか?
中国が懸命に調整の努力を続けているようだが、
相変わらず展望は開けないようである。
当たり前であろう。もとより、
北鮮には「核放棄」の意志など毛頭ないのであるから。

六カ国協議が一回だけで幻となってしまうことを
私は仕方のないことと思っている。
米国も同様であろう。
交渉しても意味のない相手に妥協して、
「餌を与える」ほど米国は甘い国家ではないのである。
中国の立場への配慮があるからこそ
米国は穏便に構えているだけである。

詰るところ、「独裁政権は葬るしかない」ということに帰結する。
それまでのプロセスを細かく設定するためにも
もう少し時間が必要である。


 北風(きた)吹けば慟哭のまた聞こえくる  田畑益弘