京都人はテロリスト新撰組が嫌いである
NHKの今年の大河ドラマは「新撰組」である。
御伽噺のようだった「武蔵」よりは
多分、史実に則っているだろうからそれなりに期待はしている。
史劇に限らず、ドラマは要するに演出家次第だ。
人材を生かすも殺すも演出家の腕に依存している。
その辺をじっくりと見極めて
一年間見るか見ないかを、私は検討することにしている。
妹が新劇に深く関わっていたこともあって
私は「お芝居」には極めて厳しい眼を持っている。
ところで、新撰組。
京都人は大抵、新撰組が嫌いである。
彼らは人殺しであり、過激派であり、テロリストであったからだ。
刀を振り回し、人を殺傷し、市中に放火して暴れまわった者どもを
市井の生活者が尊敬するわけがないであろう。
京都人は平清盛も木曽義仲も源頼朝も織田信長も徳川家康も・・・
どいつもこいつも嫌いなのである。
こいつらはみんな身の程知らずの人殺しだからだ。
京都人の愛する歴史上の人物をお教えしておこう。
弘法大師(空海)、天神さん(菅原道真)、清明さん(安倍清明)、
清少納言、紫式部、弁慶、義経・・・といったところである。
もっとも歴代の天皇と天皇家の人々が
これらの誰よりも
京都人に愛され尊敬されていることは言うまでもないことである。
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