益弘 この一句

俳人 田畑益弘のきょうの「この一句」

田畑益弘きょうの自選句「益弘 この一句」

「悪の枢軸」の清算

大量破壊兵器がなかった可能性が高くなった、
イラク戦争を現在、正当化し得るのは
国連決議を無視し続け、人権を蹂躙し続けた
フセイン独裁政権を葬り、フセイン自身を生け捕りにし
イラク民主化に道を開いた、という一点しかないであろう。
イラク戦争は解放戦争として位置づけられるのである。

さて、明日からの六カ国協議。
悪の枢軸」の一国・北鮮をどうするかである。
イラクは崩壊し、イランは核査察を受け入れたようである。
「核」に関しては最も「性悪の度」が甚だしい北鮮を
罰することなく放置しておいて良いのか?と懸念する。
フセイン政権と同様に、攻め滅ぼして金正日を生け捕りにし
北鮮を解放するのが、我々の筋ではないのかと考える。

金王朝」と呼ばれるアナクロニズム
フセイン政権のように地球上から抹殺し
北鮮の民主化へと道を開くことが、同時に
イラク戦争を正当な軍事力行使として
位置づけることにもなるであろう。
米英を中心とした武力行使
虐げられている民衆を救済した行為だったことに
違いはないのであるから・・。

ブッシュ大統領(政権)が
悪の枢軸」を僅か四年間で見事に清算した「英雄」として
大統領に再選されることを私は衷心から望んでいる。

 喪の花と知る筈もなき胡蝶かな  田畑益弘