「悪の枢軸」の清算
大量破壊兵器がなかった可能性が高くなった、
イラク戦争を現在、正当化し得るのは
国連決議を無視し続け、人権を蹂躙し続けた
フセイン独裁政権を葬り、フセイン自身を生け捕りにし
イラクの民主化に道を開いた、という一点しかないであろう。
イラク戦争は解放戦争として位置づけられるのである。
さて、明日からの六カ国協議。
「悪の枢軸」の一国・北鮮をどうするかである。
イラクは崩壊し、イランは核査察を受け入れたようである。
「核」に関しては最も「性悪の度」が甚だしい北鮮を
罰することなく放置しておいて良いのか?と懸念する。
フセイン政権と同様に、攻め滅ぼして金正日を生け捕りにし
北鮮を解放するのが、我々の筋ではないのかと考える。
「金王朝」と呼ばれるアナクロニズムを
フセイン政権のように地球上から抹殺し
北鮮の民主化へと道を開くことが、同時に
イラク戦争を正当な軍事力行使として
位置づけることにもなるであろう。
米英を中心とした武力行使は
虐げられている民衆を救済した行為だったことに
違いはないのであるから・・。
ブッシュ大統領(政権)が
「悪の枢軸」を僅か四年間で見事に清算した「英雄」として
大統領に再選されることを私は衷心から望んでいる。
喪の花と知る筈もなき胡蝶かな 田畑益弘