入社式。
可愛らしく、初々しい若者たちと
社外社内で
幾度も擦れ違った。
初々しいのは確かなのであるが、
みんな同じ背広を着ているのは
何か理由があるのだろうか?
「リクルート・スーツ」という言葉が生れたのは
確かバブル盛んな頃だったと思う。
大量採用には大量の定型スーツが必要だったのだ。
そのバブルが崩壊したのは既にはるか昔のことである。
横並びしながら横並び社会に参画する若者たち。
新入社員を見ていて
北朝鮮の兵隊さんの行進を思い浮かべてしまった。
アジアって、何でこうなんだろうか?
前の世も蝶後の世も蝶ならむ 田畑益弘