今しがた雨が降り出した。
暖かな春雨、花の雨である。
我が家の桜も法金剛院の桜も散り始めた。
光陰の展開はまことに早く、儚い。
週末には「花は葉になる」のである。
時は後戻りはしない、
ただただ過ぎ去るのみなのである。
さて、イラク。
「パンドラの函」を開けたかのような混乱である。
テロリストに加え
シーア派強硬勢力までが反占領軍闘争を激化し始めた。
来る六月末の主権移譲を睨んでの
強引な駆け引き、力による条件闘争であろうが
我々は断じて黙視するわけにはゆかない。
殲滅あるのみである。
米英軍、占領軍の圧倒的な武力とそのシナリオを
断固として示すべき時である。
一力にとまるハイヤー花の夜 田畑益弘