人間のクズを信用する方がおかしい
さて、イラクでの人質事件。
解放という約束はやはり守られなかった。
もとより、人質をとって事を構えるような人間のクズを
信用する方がおかしいのである。むしろ、
犯人グループの「ゆさぶり」と見なすべきであろう。
身内を人質に捕られた家族の辛さ、焦燥は
私にも痛いほど分かる。
しかし、人間のクズを相手の「交渉」など
もとよりあり得ないのである。
得体の知れない犯人を相手に
全力を尽くしている政府の立場も
あなた方と同じくらいに辛く、悲しいのである。
そのことだけは理解してもらわないと困る。
大きなリスクのある地域だからこそ
武器を携行し得る自衛隊が行っているのである。
丸腰の民間人が後先も考えずに行動して
どういう目に遭うかを
国民は今、あらためて思い知ったと
言うべきであろう。
落柿舎のつましき藤の盛りかな 田畑益弘