益弘 この一句

俳人 田畑益弘のきょうの「この一句」

田畑益弘きょうの自選句「益弘 この一句」

この日記のこと

日記を公開しだして今日から六ヶ月目に突入する。
当初は読まれることを意識せず、備忘録程度のものにするつもりだった。
読み返してみても、簡単な身辺雑記で始まっているのが分かる。

公開しているとはいえ、所詮日記なのだから、
好きなことを好きな書き方で書くことに徹した。
<極めて私的なことでも臆面もなく書こう。
論理的でなくとも、感情剥き出しでもかまわずに書こう。
とにかく自分が読むために書き残そう、日記なのだから。>
そんな気持ちだった。そして、それは今も変らない。

そんな極私的な言いたい放題を、
毎日チェックして下さっている方々が数十人いるのを知ったのは
つい最近のことである。アクセスカウンターを見ていて、分かったのだ。
有難いことである。そして誠に面映い。
当初から共感のメールや抗議のメールは度々頂いていたが
毎日必ず読んで下さる方がこんなにもいるとは想像もしなかった。

これからも、これまで通り
言いたいことを言い、やりたいようにやらせてもらうつもりである。
私の思想・信条・趣味・嗜好等を嫌って
読者が離れて行っても一向にかまわない。
読者のために媚を売るくらいなら
最初から私は公開日記など書かないからである。

 サングラスかけて現世(うつしよ)見てゐたり  府川善江