益弘 この一句

俳人 田畑益弘のきょうの「この一句」

田畑益弘きょうの自選句「益弘 この一句」

このごろの「愛しの猫たち」

「愛しの猫たち」の更新が滞っている。
ナル・ミー・チコ三匹それぞれの仲が悪くなってしまい
家の中がこのところ険悪なムードなのである。
写真を撮るどころではないのだ。
喧嘩をしないように私も父もひやひやしながら、三匹を見守るのみなのだ。

なぜこうなったのか?と途方にくれながら考える。
一番小さなチコが成長してナルやミーの手に負えなくなったのが原因か?
と私は思う。チコの運動能力は既にナルやミーと互角である。
今まで遠慮していたチコが堂々と
人権ならぬ「猫権」を主張しだしたということなのか?
私にはよくわからない。

父は言う。
「ナルとミーは去勢猫だが、チコは自然のまま。
チコは他の二匹にとって異端なのだ」と。
そうかも知れない。
よく観察するとナルとミーは結構仲良くしているのだ。
父は言う。
「チコも去勢(不妊だが)しようか?」と。

実は私は「去勢」に反対なのである。
しかし、それで仲が良くなれば・・とも思う。
父と私の悩みは尽きない・・。

版画家の鷺谷まり子さんが、心配してメールを下さった。
<どうしてでしょう。あんなに仲が良かったのに。
ひょっとしたら、これまではナルさんとミーちゃんが
チコちゃんを子供扱いしていたのだけれど、
チコちゃんが大人になったために、大人扱いすることにした、とか。
で、前ほど仲良く見えないけれど、
実はそれなりに仲良くしているのでは・・・なんてことはないですか?
「クールな仲良し」で共生しているのかもしれませんよ。>

そうであれば、良いんだけど・・。
鷺谷さん、ありがとう。またアドバイスして下さいね。

 一蓮托生霧に飛ぶプロペラ機  川瀬清子