四月来る
甥っ子の部屋に同行する。
本人は学生アパートですよ、などと言っていたが
いわゆるワンルームマンションである。
外観といい設備といい
余程ビジネスホテルの一室を超えている。
バス・トイレ・エアコンは当然として
生意気にインターフォン・ベランダまでついている。
大徳寺のほとりで環境も良い。
しかし、現代学生事情としてはこれが標準なのであろう。
買った家電やベッドが届くのを待っています、というので
私は早々と退散。
セッティングの料金も前もって払ってあるそうなので
私がすることなど何もないのだ。
まさに至れり尽くせり、唖然呆然である。
晴天だが、相変わらずの花冷え。
未だにマフラーとコートを仕舞えない。
早くも四月だというのに・・。
万愚節に恋うちあけしあはれさよ 安住 敦