益弘 この一句

俳人 田畑益弘のきょうの「この一句」

田畑益弘きょうの自選句「益弘 この一句」

「観念」すべき齢?

父の急逝で慌しかった日々の疲れが
今頃になって出始めた。
昨日あたりから、生れて始めての腰痛である。
通夜、告別式に喪主として
弔問客に立礼し続けていたのが原因か?と思う。
今までに経験したことのない痛みである。
妹や弟が口を揃えて
「それが歳というもの・・。」と云う。
その通りだ。年貢の納め時!
遅ればせながら私も
いよいよ「観念」すべき齢なのである。

真夏の暑さ。
夜になっても冷房を切れない。
寒がりの猫たちさえもが
板の間で長々と寝そべっている。

 夏場所や勝ちて乱れず大いてふ  鷹羽狩行