爽やかな五月の晴天が続いている。
湿度が低いのであろう、実に気分が良い。
父は良い季節に逝ったのだと思う。
本人は「良い季節に退院できた・・・。」
と言っていたのだが・・・。
きょうは「蛍」をテーマに七句詠んでみた。
僅か一年で、あえかな命を終える小さな虫。
この時期、蒼く冷たい光を放ちつつ
その短い一生を謳歌する生き物。
伝統的に儚く美しいイメージで詠まれてきた。
今夜の私の七句もそんな日本人の心性を踏襲している。
まことに陳腐かも知れない。
御一読、御批評賜れば嬉しい。
蛍火の明滅滅の深かりき 細見綾子