猫語が解る?
今朝、会社に行く時刻になっても
ナルが帰って来ない。
縄張りをいつものように散歩して
よほど興味をひかれることでもあったのだろう。
いつもは出勤の時刻前に必ず帰ってくるボス猫である。
仕方がないので私が帰宅するまで締め出すことにした。
こういうことはこれからも幾度かある筈だ。
父の亡き生活に猫たちにも慣れてもらわねば困る。
さて夕刻、ナルはしっかりと軒下で雨宿りをしつつ
私を待っていた。
ニャーニャーと鳴き喚くことしきり。
多分、締め出されたことを抗議しているのだ。
長年つき合っていると、「猫語」が少しは解るのである。
「オマエが悪いんだよ!」と私が詰ると
ナルは小さくニャーと鳴いた。
何と返事したのかな?
梅雨めくや人に真青き旅路あり 相馬遷子