益弘 この一句

俳人 田畑益弘のきょうの「この一句」

田畑益弘きょうの自選句「益弘 この一句」

父の死を超えて

千客万来
平日は勤務でいないので、休日の土日に
用事や来客が重なることになる。

朝早く、先ず四十九日法要の打ち合わせに葬儀屋が来る。
菩提寺を使わずにシティーホールで済ますことに決めたのだ。
次に工務店左官、大工が来る。
来週あたりから家をリフォームする予定である。
その見積もりを出しに来た。
午後から甥が沢山の洗濯物を抱えて・・・。
洗濯機・乾燥機を使わせて欲しいと言う。
近くのコインランドリーに変なオヤジがいつも居て
行きたくないのだと。
そして夕刻、不要品の処分を依頼した、
便利屋が見積もりを出しに来る。
2?トラック一台と軽トラが必要とのこと。
父の代の清算はかくも大変だということだ。
父の死を乗り越えて私なりの生活を
構築する準備だ。最初は
忌明けまで何事も待つつもりだったが気が変わった。
葬式仏教の慣習やスケジュールより
私自身の気持ちが大切だ。

盛夏を思わせる暑さ。
使ってない部屋にまで冷房を入れてしまった。

 冷房の時計時計の時おなじ  西東三鬼