精神的荒廃
大阪、池田小学校での児童殺傷事件の
連鎖反応のような事件が各地で相次いでいる。
宅間容疑者の凶行が
似たようなストレスとコンプレックスを抱える者の
犯罪行為への「触媒」になったと言うべきだ。
犠牲者が女性や子供ばかりという点も極めて陰湿である。
犯罪者の暗澹たる内面を垣間見るようで慄然としてしまう。
日本社会はどこへ漂流していこうとしているのだろうか?
精神的荒廃、モラルハザードを
誰もが自らの内面に抱えている社会。
我々一人一人が自らの問題として対応しない限り
この社会はますます悪くなってゆくだろう。
不条理に大手を振って歩かせてはならない。
我々自身の内面の不条理に先ずは眼を向けたい。
夏至ゆうべ地軸の軋む音すこし 和田悟朗