益弘 この一句

俳人 田畑益弘のきょうの「この一句」

田畑益弘きょうの自選句「益弘 この一句」

明日は・・・

明日は彼女が泊りがけで京都にやって来る。
私の家に泊めようと思ったが
猫たちのことなどを考えてホテルを予約した。
しかし、我が家にも招いてくつろいで貰うつもりだ。
明朝、彼女は直接我が家に来ることになっている。

朝からずっと雨。
止みそうにない降り様である。
明日は昼頃から晴れてくるらしいので丁度良かった。
私は月曜日も休暇をとっている。
久々に二人ゆっくりと過ごせそうである。
今年は父の入院や急逝で
逢う機会がほとんどなかった。
新著を上梓したりして、自ら忙しくしたこともある。
今度の逢瀬は
彼女への罪滅ぼしというより、
一連の仏事、法事を済ませて
私自身が落ち着いたという証しである。

 父を恋ふ心小春の日に似たる  高浜虚子