シラケさせてくれますなぁ・・・
人間が行う限り常に
採点や判定に釈然としないものが付き纏うのは
ある程度仕方のないことである。
それが世界注視のオリンピックの場であろうと
審判の主観は少なからず混入するものだからだ。
しかし、審判でない者が審判に「圧力」を行使して
その採点や判定を左右することは
断じて許されるものではない。
真剣なアスリート、真剣な観客、真剣なメディア、
そして真剣な視聴者全てを裏切る卑劣な行為である。
圧力をかけた者、そしてそれに屈した審判は
ソルトレークシティー冬季五輪を、というより
スポーツそのものを汚したと言えるのである。
真相は未だ定かではないが、
両方に金メダルを授与して、ヨカッタヨカッタ、
では済まないことなのである。
まことに、つくづくシラケさせてくれる五輪だ。
昨日、一昨日の暖かさが嘘のように冴返る一日。
二月は春と冬が鋭くせめぎ合う季である。
春浅く火酒したたらす紅茶かな 杉田久女