益弘 この一句

俳人 田畑益弘のきょうの「この一句」

田畑益弘きょうの自選句「益弘 この一句」

我々は軽蔑しかしない!

プロであろうとアマであろうと
スポーツはルールが厳正に守られ、
審判が公正中立であってこそ面白いものだ。
アスリートも観客・視聴者も
それを前提としてスポーツを愉しんでいるのである。
さて、五輪。
審判の不手際や誤りが余りにも目につく。
いちいち指摘するのが馬鹿馬鹿しいくらいである。
一言で言えば、米国の選手に対して甘すぎる審判が多い、
ということだ。
無理矢理、米国の選手を勝たしているような
採点、判定が目につく。
米国の威光・力への配慮なのか?
圧倒的なメディア・商業主義の威力なのか?
とにかく、やっている方も観ている方も
これではアホらしい、と思うような出来事が多すぎる。
「審判が未熟・・・」で片付けられては、
たまったものではないのである。
ビデオがあるのだから、
その汚点はいつまでも残る。
恥ずべきことは永遠に再現されるのである。
審判の御蔭でメダルを貰って喜んでいる選手も
寧ろカワイソーである。
我々は軽蔑しかしないのであるから。

今日も春らしい一日。
猫たちは元気に走り回っている。

 千手自在二手は合掌あたたかし  泉 紫像