益弘 この一句

俳人 田畑益弘のきょうの「この一句」

田畑益弘きょうの自選句「益弘 この一句」

光陰の早さ

妹たちと墓参り。
つくづく光陰の早さを感ずる。
父が逝ってまもなく一年、信じられないくらいである。
先を思えば永く、振り返れば実に短いもの、
それが光陰なのであろう。
先日は愛猫ナルを見送った。
この世に常なるものは無い。
生生流転、有為転変の只中に
我々の命は否応なしにあるのである。

河原町、いつもの「舞坂」で昼食。
私がまたまた、したたかに飲んだことは
言うまでもない。

 春の空汚れちまつて高瀬川  浦野登志子