フランスの責任感の欠如
もう一度
パウエル米国務長官の
ワシントンポスト紙への寄稿を掲げる。
http://usembassy.state.gov/tokyo/wwwhjp0264.html
この発言は昨年11月のものである。
それから既に四ヶ月近くが経過しているのである。
よく考えていただきたい。
イラクはこの間に
国際社会、つまり国連の
決議に誠実に応えたと言えるであろうか?
決議違反のミサイルの廃棄は始まったばかり。
生物化学兵器の廃棄にいたっては
未だに釈然としないままである。
イラクの「安保理決議1441」への違反、
つまり国際社会への反逆と愚弄は
早くから明々白々としているのである。
米英を中心とする武力行使は当初より
国連の大義のための闘いなのである。
フランスは常任理事国でありながら
自らも賛成した安保理決議に敢えて背こうとしている。
その責任感の欠如には呆れるばかりだ。
対イラク戦後の国際新秩序において
フランスはその名誉ある地位を失することになるであろう。
嘗て、
ナチスドイツにあっさりとマジノ線を突破され
僅か半月ほどで白旗を揚げた国は現在もなお
その程度のものなのであろう。