兵員の士気を最優先に考える時
安保理が遂に機能を停止した。
次回の開催日時も決められない体たらくである。
英国のぎりぎりの譲歩案は失礼にも
フランスに一顧だにされなかった。
フランスの大人げない姿勢が
最後の合意形成のチャンスを
葬ってしまったのである。
「最初に拒否権ありき」では
いかなる提案も議論も不毛である。
米英スペインの必死の外交努力はやむなく
終結せざるを得なくなったと言うべきだ。
フランスの責任放棄によって
選択肢は開戦以外にもはや残されてはいないのである。
既に
安保理における不毛の多数派工作よりも
軍事作戦の円滑な遂行や
兵員の士気を
最優先に考える時が来たと言うべきであろう。
時間的猶予は僅かしかないのである。
米英を主力とする正義の武力行使が
速やかで圧倒的な勝利を収めることを
我々は待望している。
東風吹かば出船間近き遣唐使 田畑益弘