殲滅せよ
米軍の情報分析官が
イラク解放戦争開戦以降のフセイン大統領の
TV映像は全て開戦前に収録されていたものと
断定した。
CIAは慎重だが、私はこの分析が
妥当であると考えている。
米軍のバグダッド攻略を目前にして
いまだにサダム・フセインは
肉声で軍と国民に語ろうとはしていない。
出てくるのは愚かな情報相
そして、
まことしやかなサダムの無声の映像のみである。
どう見ても不可思議な事態と言えよう。
サダムは既に死んだか
人前に出られないほどの重傷を負ったと
判断するのが当然であろう。
サダムが既に死亡しているとすれば、
イラク軍の組織的な抵抗が皆無なのも納得できる。
きょうは最大の戦略的拠点「サダム国際空港」を
彼らはあっさりと明け渡してしまったのであるから・・・。
やはり、開戦の先制第一撃で
この戦いは終っていたと言うべきであろう。
残るは、サダムの幻影と指導者層を
殲滅することのみである。
今回の戦争に停戦も休戦もない。
サダム・フセインの息のかかった者は
どんな小官吏であろうと抹殺すべきなのである。
鳥雲に入り蒼茫と亜細亜あり 田畑益弘