「人間の時間」と「地震の時間」
昨日の日記で
接近が分かる台風と違って
地震ばかりはどうしようもない部分がある。
と書いたところ、いろいろなメールを頂いた。
私は地震の専門家でも何でもないので
厳密なことは言えないが
私が言わんとしたことは次のようなことである。
・「人間の時間」と「地震の時間」とは
余りにもスケールが違うということ。
つまり、予知された地震が十年二十年、或いは百年ずれて
発生したとしても、それは「地震の時間」としてみれば
同じ事でしかない、つまり「何もずれてはいない」ということ。
・人間はどんなに長く生きてもせいぜい百年だが
それは地震にとっては一瞬にしかすぎないということ。
・だから、その時間のスケールの違いは
人知によって容易く埋められるものではないということ。
・その時間のスケールの大きな懸隔こそが
私が書いた「地震ばかりはどうしようもない部分がある」
ということであるということ。
以上である。メールを頂いた方々、お分かりであろうか?
さて、昨夜
山際君が主宰者選を発表したようだ。
http://iconbbs.moon.ne.jp/112/iconbbs.cgi?massy
彼は何も私の子分でも弟子でもない。
独立した主宰者、選者である。
私は彼の選に圧力を加えたり、
もちろん怒ったりしない。
これからも自由にやっていただければ良い、と
考えている。
誘蛾灯ふるさとの灯の一つなり 田畑益弘