益弘 この一句

俳人 田畑益弘のきょうの「この一句」

田畑益弘きょうの自選句「益弘 この一句」

「蓮の寺」へ

「蓮の寺」とも言われる、
近所の法金剛院へ観蓮に出かける。
我が家から
約50メートルほど離れたところにある
古刹(830年頃、右大臣清原夏野の山荘が死後、双丘寺となった)である。
先ずはその「蓮池」。
とにかくおびただしい蓮に圧倒される。



次に鳥羽天皇中宮待賢門院(たいけんもんいん)の歌碑。



待賢門院が平安時代末期に復興し法金剛院とされたのである。
あの歌人西行が恋い慕ったのが待賢門院である。

さて、肝心の蓮の花なのだが、
お昼頃に行ったので既に「見事に」萎んでいた。



観蓮は早朝に限る、のは良く知っているが
不覚にも昨夜の深酒で起きられなかった。
近いうちにもう一度行って、
その清楚な花を撮ってくるつもりである。
きょうは重文の
四手の十一面観世音菩薩坐像を拝めただけで納得しておこう。
まことに「朝寝坊は三文の損」である。

律宗 法金剛院
616-8044京都市右京区花園扇野町49
?075-461-9428

 花合歓の閉づれば開く面影よ  田畑益弘