益弘 この一句

俳人 田畑益弘のきょうの「この一句」

田畑益弘きょうの自選句「益弘 この一句」

戦後の負の遺物

イラクへの自衛隊派遣が決まったことで
反米メディアのヒステリーがいよいよ嵩じてきた。
その怒りよう、慌てよう、取り乱しようを
観察するのはなかなか面白いものである。
暫くは楽しめそうだ。

それにしても、つくづく可笑しいのは
この人たちは何十年同じ事を云っているのか?ということだ。

憲法違反だ」「安保反対だ」「米国追随だ」「戦争反対、武器反対だ」
「平和的外交的な手段でやれ」・・・。

しかし、結局のところ彼らは負け続けて今日に至っている。
こんな繰り言を言うメディアに訊ねてみたいものだ。
社民党共産党はどうして議席を減らし続けているのか?と。
国民の本音を読み違えるのも
いい加減にしておいた方が良いだろう。

国民の本音は「自衛隊派遣は当たり前」ということにある。
本音は世論調査では決して分からない。
建て前としての「テロの危険があるから慎重に」
が回答になるのである。

日本の反米メディアとは詰るところ「戦後の負の遺物」である。
「世界の現実が変われば日本の現実も変わる」ことを理解できない
幼稚な夢遊病者なのである。
現実に負け続け、負け続け
結局は消えてゆく幻影のようなものである。

自衛隊派遣はめでたく決定された。
その決定は当然のことながら
国際社会の歓迎を受けている。

反米メディアのヒステリー、半狂乱状態を暫し眺めてみよう。
売国奴たちの断末魔の見苦しさが歴然とする筈である。

 大阪に遊び納めやふぐと汁  田畑益弘