諍いにも・・・
クリントン大統領が沖縄サミット欠席の可能性があると云う。
キャンプデービッドでの中東和平交渉の成り行き次第だと云う。
沖縄サミットも安く見られたものである。
中東和平交渉の緊要さは良く解る。
しかし、任期切れ間近のクリントン政権と
過半数を失ったイスラエル政権がどんな実効ある取り決めが出来ると言うのか?
大統領の体面を繕うだけの最終合意は
またぞろ流血の抗争を惹起するだけではないのか?
NMDとともに時限を越えてでも次期政権に委ねるべき重要案件であろう。
パレスチナ自治政府にも柔軟な対応を求めたい。
強硬路線を貫くかぎり円満な形での独立国家樹立はあり得ないと知るべきだ。
我々はクリントン大統領の来日を心より待望している。
サミットにとって、米国大統領の存在はこれまでもこれからも、主役であることに
変りないのが現実だからである。
終日曇天の蒸し暑い一日。
じっとしていても汗ばむ。
こんな日があるからこそ秋の日の爽やかさが際立つのであろう。
明日は立ったばかりの鉾の「曳き初め」である。
諍ひにも起承転結明易し 木村信子